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AI Advance株式会社
AI導入 AI Advance
公開日: 最終更新: AI導入AI活用補助金経営

山梨の中小企業がAIを始めるには。進め方と相⁠談⁠先

執筆: 池田 哲郎(代表取締役・中小企業診断⁠士⁠)

「都会の会社はどんどんAIを使い始めているらしいけれど、山梨でうちみたいな会社が、何から手をつければいいのか」。甲府で経営者の方とお話ししていると、この声を本当によくいただきます。情報は東京発のものばかりで、地元の中小企業の実情に合った話が見当たらない。そう感じておられる方は多いと思いま⁠す⁠。

結論から申し上げると、地方の中小企業こそ、AIで得られるものが大きいと考えています。山梨でAI導入を始めるなら、①現場の困りごとを書き出す→②外向き/内向きの業務に仕分ける→③ひとつの業務で小さく試す、という順番から動くのが失敗しない進め方です。この記事は、この進め方に加えて、相談先の使い分けと費用の目安まで、一本で決められるように整理しました。甲府に拠点を置き、県内の経営者向け勉強会や商工会議所のセミナーで日々お話ししている立場から、現場で見てきたことをもとに書きま⁠す⁠。

なぜ山梨の中小企業こそAIな⁠の⁠か

地方の会社がいま直面している一番の問題は、多くの場合「人手不足」です。募集をかけても人が集まらない。今いる社員に負担が偏る。後継者の問題も重なる。山梨でも、この構図はどの業種でも共通しています。機械電子・ジュエリー・ワイン・観光と、山梨は業種の幅が広い分、AIの使いどころも業種ごとに違います(観光・宿泊業の始めどころは「観光・宿泊業のAI活用」に別途まとめました⁠)⁠。

AIが効いてくるのは、まさにここです。狙いは人を減らすことではありません。今の人数でできることを増やすことです。事務や転記、問い合わせの一次対応といった付加価値を生みにくい作業をAIに任せれば、空いた時間を本来やるべき仕事——お客様対応や、新しい取り組み——に回せます。人が増やせないなら、一人ひとりが扱える仕事の幅を広げる。その手段としてAIを捉えると、ぐっと自分ごとになりま⁠す⁠。

しかも生成AIは、月数千円から試せます。大きな設備投資をせずに、まず一部署、一業務から始められる。これは資金に限りのある中小企業にとって、むしろ追い風で⁠す⁠。

山梨・甲府でAIの相談ができる⁠場⁠所

無料の⁠入⁠口

お金をかけずに始めたいなら、まずは無料で使える入口から動くのが近道で⁠す⁠。

  • 当社「経営者のためのAI勉強会」(参加無料・月1回・甲府)。講師が一方的に教えるのではなく、参加した各社が自社で試した成功例や課題を持ち寄る、双方向の少人数の場です。同じ山梨の経営者がどこでつまずき、何で成果を出したかを、その場で聞けま⁠す⁠。
  • 当社の無料相談。「うちの場合、まず何から触ればいいのか」という段階のご相談こそ歓迎です。AIに特化して業務をうかがい、最初の一歩を一緒に整理しま⁠す⁠。
  • 甲府商工会議所をはじめとする県内の商工会議所・商工会の生成AIセミナー、山梨県や地域のDX推進の講座など、公的な無料の場も、雰囲気を知るのに役立ちま⁠す⁠。

私がこの勉強会で掲げるゴールは「AIを学ぶこと」ではありません。各社が数カ月のうちに、自社で一つでいいから小さな成功事例をつくること——聞いて終わりにせず、持ち帰って手を動かしてもらう場として設計しています。いきなり業者に相談するのは気が引けるという方も、無料の場なら気軽に足を運べま⁠す⁠。

公的窓口と民間支援の使い⁠分⁠け

商工会議所や県の講座は、幅広い会社に向けて情報を届ける場です。一方、当社のような民間の伴走支援は、1社に絞って自社の業務まで踏み込みます。どちらが優れているという話ではなく、役割が違います。まずは公的な無料の場で雰囲気をつかみ、自社のどの業務から始めるか具体的に考えたくなったら、民間の伴走へ進む——この順番だと動きやすくなりま⁠す⁠。

相談先の使い分⁠け⁠表

相談先向いている段階費用得られるもの
商工会議所・県のDX講座など公的セミナーAIという言葉に触れ始めたばかり無料全体像と雰囲気をつかむ
経営者のためのAI勉強会(当社主催)自社の使いどころを具体的に探したい無料同じ山梨の経営者の実例、その場で試す体験
民間の伴走相談(無料相談〜個別支援)自社の1業務に絞って動かしたい初回相談は無料。以降は内容による自社専用の設計・構築までの伴走

始め方は「課題から」。3つのステ⁠ッ⁠プ

支援の場で知識を仕入れたら、次は自社で動きます。順番を間違えないことが何より大事です。私たちが経営診断でお勧めしているのは、次の3ステップで⁠す⁠。

  1. 困りごとを書き出す。 「どのAIツールを入れるか」ではなく、「いま現場で一番時間を取られている業務は何か」から始めます。紙一枚に、思いつくまま書き出すだけで十分で⁠す⁠。
  2. 仕分けする。 書き出した業務を「外向き(お客様に向き合う仕事)」と「内向き(社内の事務)」に分けます。内向きの、繰り返しで決まりきった作業から自動化を考える。外向きは人を厚くし、AIには下調べなど脇役を任せま⁠す⁠。
  3. 小さく試す。 一つの業務で、短期間に動くものを作って効果を確かめる。うまくいったら次へ広げま⁠す⁠。

ひとつだけ注意があります。AIを最初に入れる業務は、自社の情報だけで完結するものから選んでください。山梨は取引先が二、三社という会社も少なくなく、もし機密図面のような取引先の情報を社外のクラウドに上げて問題になれば、一社失うだけで経営が傾きます。図面や仕様を扱う下請けの製造業ほど、まずは社内の事務作業から小さく始めるのが安全で⁠す⁠。

ツール選びから入ると、たいてい失敗します。もうひとつ、よくある失敗が「最初から全部やろうとする」ことです。一度にあれもこれもと大きく作ると、数百万から一千万円超をかけて「結局うまく動かなかった」という話を、私たちは実際に見てきました。AIは決まりきった動きをする従来のシステムと違い、思わぬ挙動をします。だからこそ最初は一番困っている一機能だけに絞る。動くと確かめてから次へ——これが鉄則です。この進め方の詳しい中身は「中小企業のDXは何から始めるか。課題の棚卸しが先」で具体的に書いていますので、あわせてお読みください。業務別の具体的な事例は「中小企業の生成AI活用事例」も参考になりま⁠す⁠。

費用の目安と山梨で使える補助⁠制⁠度

費用⁠目⁠安

AI導入の費用は、何を・どこまでやるかで大きく変わります。目安としては、法人向けの生成AIツールをそのまま使うなら1人あたり月3,000〜5,000円台から。社員向けのAI研修は、内容や人数によって数万円〜という規模になります。自社の業務に合わせてAIエージェントを作り込む場合は、1機能に絞れば数十万円規模から、複数業務にまたがれば数百万円規模まで、規模次第で幅があります。内訳や見積の読み方まで詳しく知りたい方は「AIエージェント導入の費用相場と進め方」にまとめていま⁠す⁠。

国の⁠制⁠度

自社の業務に合わせた作り込みと相性がよいのが中小企業省力化投資補助金(一般型は補助率最大3分の2)です。考え方とつまずきやすい注意点は「AI導入に使える省力化投資補助金の考え方と注意点」に、市販のAIツールを導入する場合に使える別の制度は「デジタル化・AI導入補助金2026とは」に整理しています。社員のAI研修にかかる費用には人材開発支援助成金が使え、要件と進め方は「AI研修に使える人材開発支援助成金の要点と進め方」にまとめまし⁠た⁠。

山梨の地⁠の⁠利

山梨県内の事業者には、地の利もあります。県の生産性向上に関する補助制度や、地元金融機関による独自の助成が用意されることもあり、全国一律の制度と重ねて使える場合がありま⁠す⁠。

ただ、ここでも順番が大切です。補助金が取れるからと制度ありきで考えると、自社に合わないものを入れてしまいがちです。課題が先、補助金はそれを後押しする手段。この順番を守ってください。補助率や対象は公募回ごとに変わりますので、検討の際は必ず最新の公募要領を確認しましょ⁠う⁠。

山梨でAI導入を伴走してくれる相談相手をどう探⁠す⁠か

最後に、地方ならではの利点を一つ。AI導入でつまずく会社の多くは、技術ではなく「最初の一歩を一緒に考えてくれる相手がいない」ことでつまずきます。セミナーで知識は得たけれど、自社のどの業務から始めるかが決められない。ここで止まってしまうんです⁠ね⁠。

私たちが現場で大事にしているのは、「教える」より「一緒にやる」ことです。資料を渡して「後でやっておいてください」では、まず動きません。その場で一緒に画面を触り、一時間ほどで実際にAIへ一つ質問を投げて答えが返る体験までやり切る。途中で出る細かいつまずきもその場で片づく。「こんなに簡単なのか」という手応えこそが、次の一歩につながりま⁠す⁠。

東京の業者にオンラインで相談するのと、同じ山梨の会社が顔を合わせて伴走するのとでは、進みやすさがまるで違います。地域の事情、人手の実情、紙の文化——そうした背景を分かったうえで「御社ならここから」と言ってもらえる安心感は、地元だからこそのもので⁠す⁠。

選ぶ3つの確⁠認⁠点

相談先を選ぶときは、次の3点を確かめてみてくださ⁠い⁠。

  1. 業務から聞いてくれるか。 「どのAIツールがいいか」ではなく、「いま現場のどの業務で困っているか」から聞く相手かど⁠う⁠か
  2. 小さく始める提案をしてくれるか。 最初から全部盛りの提案をしてくる相手は要注意です。1業務に絞って始める提案かど⁠う⁠か
  3. その場で一緒に手を動かしてくれるか。 資料を渡すだけで終わらず、実際に画面を触りながら進めてくれ⁠る⁠か

甲府拠点のAI Advanceにつ⁠い⁠て

AI Advanceは甲府市に拠点を置き、山梨県内の中小企業のAI導入を支援しています。対応エリアは甲府を中心とする国中地域はもちろん、富士吉田・都留などの郡内地域の会社様にも、オンライン相談を併用しながらご支援しています。県外の会社様からのご相談も歓迎で⁠す⁠。

経営メンバーはこれまで山梨県内を中心に、累計100社以上の中小企業の経営支援に携わってきました。実際にどんな業務がどう変わったかは、業種表記のうえ「導入事例」で具体的にご紹介しています。まずは月1回のAI勉強会(参加無料)の見学から、あるいは無料相談から、お気軽にお声がけくださ⁠い⁠。

よくある⁠質⁠問

山梨の中小企業は、AI導入を何から始めればいいですか? まず現場の困りごとを書き出し、「外向き(お客様に向き合う仕事)/内向き(社内の事務)」に仕分け、ひとつの業務で小さく試す——この順番がおすすめです。ツール選びから入ると失敗しがちで⁠す⁠。

お金をかけずに学べる場はありますか? いちばん手軽なのは、当社が月1回ひらく「経営者のためのAI勉強会」(参加無料)です。AIに特化して、その場で手を動かしながら自社の使いどころを探せます。あわせて、甲府商工会議所のセミナーや県のDX講座など、公的な無料の場も使えま⁠す⁠。

AI導入に補助金は使えますか? 省力化投資補助金や人材開発支援助成金、県の生産性向上に関する補助制度などが使える場合があります。ただし課題が先、補助金は後押しの手段です。補助率や対象は公募回ごとに変わるため、最新の公募要領を確認してくださ⁠い⁠。

相談するだけで費用はかかりますか? かかりません。当社の無料相談や「経営者のためのAI勉強会」の参加費はいただいていません。まず何から始めればいいか分からない段階のご相談こそ歓迎です。費用が発生するのは、実際にツール導入や個別構築を進める段階からで⁠す⁠。

甲府市以外の山梨県内でも対応してもらえますか? 対応しています。山梨県内全域が対象です。AI勉強会の会場は甲府ですが、個別のご相談はオンラインでも承っていますので、郡内地域の会社様も移動なくご相談いただけます。県外からのご相談も歓迎で⁠す⁠。

公的なセミナーと民間の伴走、どちらを先に相談すればいいですか? 順番に決まりはなく、並行しても構いません。AIという言葉に触れ始めたばかりの段階なら、まず商工会議所や県の講座など公的な無料の場で雰囲気をつかむのがおすすめです。自社のどの業務から始めるか具体的に考えたくなったら、当社のAI勉強会や無料相談など、民間の伴走に進むと動きやすくなりま⁠す⁠。

ま⁠と⁠め

  • 人手不足が深刻な地方の中小企業こそ、AIで「今の人数でできること」を増や⁠せ⁠る
  • 始め方は「困りごとを書く→外向き/内向きに仕分け→小さく試す」⁠の⁠順
  • 相談先は、公的な無料の場・当社のAI勉強会や無料相談・民間の伴走支援の3系統から使い分けら⁠れ⁠る
  • 費用は月数千円台のツール活用から、規模に応じて個別構築まで幅が⁠あ⁠る
  • 補助金は課題が決まってから。省力化投資補助金や県の生産性向上に関する補助制度が候補に⁠な⁠る
  • 地元で顔を合わせて相談できる相手がいると、最初の一歩を踏み出しや⁠す⁠い

AI Advanceは甲府市に拠点を置き、山梨の中小企業のAI導入を、経営診断から仕組みづくり、社内人材の育成まで一貫してお手伝いしています。「うちの場合、どこから始めるべきか」という段階のご相談こそ歓迎です。初回相談は無料ですので、お気軽にお声がけください。月1回のAI勉強会(参加無料)の見学だけでも構いませ⁠ん⁠。

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課題の整理か⁠ら⁠。

「何から始めればいいか分からない」という段階のご相談こそ歓迎です。経営メンバーが直接お話を伺い、課題を整理して貴社に合った進め方をご提案します。初回相談は無料で⁠す⁠。

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